うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

自分の中にある大きな存在

2018.03.19


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 

 冷静な面の貴方なら、どう言うの?

 

 

 カウンセラーからの一言に、ハッとしました。

 

 それは、ずっと否定していた自分の一部を受け入れた瞬間でした。

 

 

 リワークってご存知ですか?

 

 うつ病などで、長期に仕事を休んでいる方に向けて、少しずつ社会復帰をさせていくプログラムです。

 

 数年前、私も受けていました。

 

 長期に仕事を休んだことがある人は分かると思いますが、仕事を休む期間が長くなればなるほど、仕事への復帰が難しくなるものなんです。

 

・どうせ自分なんかいなくてもいい

・長く休んで会社に迷惑をかけた

・みんなに会わせる顔がない

 

 それが、うつ病による休みであればなおさらです。

 

・私が戻れば、会社の迷惑になる

・また休んでしまうかもしれない

・もう自分には仕事をする自信がない

 

 そういう想いを少しずつ解きほぐしながら、社会復帰に向けた準備をしていくんです。

 

 いろんなプログラムを受けながら。

(例えば、認知行動療法など)

 

 そして、1週間に1度のペースで、カウンセラーとの面談もあります。

 

 その中で、1週間の振り返りや復帰に向けた課題などを話すのですが…

 

 いろんな話をしました。

 

・昔は、自分の中に別の自分がいた

・無理に明るく振る舞っている自分と冷めた目で監視している自分。

・明るく振る舞う自分も嫌いだった

・冷めた目で見てる自分も嫌いだった

・本当の自分が分からず気が狂いそうだった

 

 そんな話もしました。

 

カ「その人格は、もういないの?」

(注:カ=カウンセラー)

私「どこかには、いると思います」

カ「呼び出したりできるの?」

私「あまり呼び出したくないです」

カ「なんで?」

私「すごく冷めた奴で…嫌いだから」

カ「好きになれるといいね」

私「難しいでしょうね。」

 

 そんな話もした気がします。

 

 また別の日には。

 

・仕事ができる自信がない

・このまま社会復帰できないかも

・そもそも、仕事が向いてないと思う

 

 そんな話もしました。

 

 その時、カウンセラーが言ったのが「冷静な面の貴方なら、どう言う?」という言葉。

 

 えっ?と驚きましたが…

 

私「彼なら『20年も仕事をしてきたんだから向いてことはないはないよ。ただ、しばらくやってなかったから、自信を失くす気持ちも分かる。でも、先のことは分らないから、とりあえずやってみるだけやってみたら?』って言うでしょうね」

カ「それを聞いてどう思うの?」

私「それもそうだな~って。笑」

カ「(笑)中野さんって面白いね。」

私「よく言われます(笑)」

 

 衝撃でした。

 

 ずっと否定してた自分の一部。

 ずっと嫌いだった自分の一部。

 

 そんな自分に相談できるなんて…

 

 今では、私の特技の一つです。

 

 自分の中に既にあるものが、自分の大きな助けになるものなんですよね。

 

 そんなことに気づかされました。

 

 あなたにはありませんか?

 

 あなたの中で、否定している自分。

 

 もしかしたら、あなたの大きな助けになるかもしれませんよ。

 うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて様々な支援をしています。

 

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