イライラチャンス2(図書館にて)
イライラチャンス1の続きです。
前回は、隣で飲食を始める人を見てイライラした自分。そんな自分の思考を分析することでイライラが消えた。という話でした。
そして、イライラをうまく処理した自分が嬉しくなって、調子にのって、
「私にはイライラは通用しない!」
なんて思ってたところに、次の試練がやってきたという所まででした。
今度は、近くで電話が鳴り出して…その電話に出て…大声で話始める人…それも中年のおっさんが…。
前回の記事を読んで頂けばおわかりの通り、これは図書館内での話です。
別に図書館でなければ、電話が鳴り電話に出て大声で話を始めるおっさんがいてもイライラしません。
しかし、図書館内では、そもそも、電話が鳴ること自体マナー違反です。そして電話に出て話すのもマナー違反ですし、大声で話すのもマナー違反。つまり、3つのマナー違反をしているわけですが、これがまだ中学や高校のガキ若い子なら「常識知らずやな~」と許すことも出来ますが、やっていたのは、いい年のおっさんです。
私的は、4つのイライラスイッチを押された感じで、一瞬で沸点を超え…胸の奥から何かが上がってくる感じがあったんです。
「静かにせえや!ボケ!殺すぞ!」
と怒りをぶつけたくなりましたが…こういう時こそ『心の情報処理過程』に焦点をあてるチャンスです。自動的に怒るのでなく、どういう思考が怒りを生んだのかを分析します。
まずは、心の声を聴いてみます。
・いい年こいたおっさんが何しとる!
・周りに迷惑なんがわからんかワレ!
・常識がないのんか!アホボケカス!
・…
…怒りの気持ちが溢れて、落ち着いて会話できませんでした。(泣)
とりあえず一通り、怒りの気持ちを全て聴き出すことにして…その上で…深く呼吸をして…質問してみました。
「あなたは、何を望んでいるの?」
しばらくして、返答がありました。
・年上の方にはしっかりとして欲しい
・『敬える人』であって欲しい
・若い人の手本であって欲しい。
・信頼したい…尊敬したい…
・安心したい…
どうやら、年上の方というものに、過度な期待をしていたようです。
そして、年上の方を手本にすれば、安心できると思っていたようです。
確かに、幼い時はそうだったのかもしれません。
周りにはいろんな年上の方がいて、上級生,先生,両親,祖父母,近所のおじさんおばさん等々、言うことさえ聞けば怒られることもなかった。まぁ言うことを聞いたつもりなのにうまくいかず怒られたこともあったけど…
でも、大人になった今となっては、(残念ながら)年上でも、常識知らずな人もいるし、ルールを守らない人もいることは分かっています。そして、いつの間にか私自身もおっさんです。いつまでも若い時の様に、おっさんを批判している場合ではありません。
自らが若い人達の手本になるようなおっさんでなければいけない!
でた~!「◯◯でなければ」発言!
こういう「〇〇でなければ」と思うことが多いと苦しくなるんですよね。こうやって、自分を縛っていく法律を自分で作っていって、またその法律を守れなかった自分を責めたりします。それどころか、法律に反する周りの人まで責め出したりするんです。そして「あの人、いつも何かに怒ってるね」と陰口を叩かれて、余計に怒って…
くわばらくわばら(死語?)
若い人の手本でなければならない。
というのは縛りがキツイので…緩めて「少しは手本となれる様に心掛ける」くらいがちょうどいいかもですね。
これなら、他人も自分も責めなくていい感じ。
そしてす〜っとイライラの気持ちが消えていきました。
今回も、大事なことに気づかせてくれました。いつもありがとう。
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