【多摩八十八ヶ所霊場】の歩き遍路10日目
今回は、多摩八十八ヶ所霊場巡礼の10日目を書きます。
前回は【JR東青梅駅】を出発し、第52番札所~第54番札所を巡り、【JR武蔵五日市駅】から帰路につきました。
従って今回は【JR武蔵五日市駅】から歩き始めます。
そして、今回は第50番札所だけ。
もしかしたら「えっ?1つだけ?」と思ったかもしれませんが…実は大変で【JR武蔵五日市駅】から第50番札所まで片道14Km…しかも上り坂です。
計算上では、往復で28Km。
これまでの最長距離です。
正直、14Kmを登り続けるだけでくたびれて、山奥で泊まりになるかもしれない…と思っていました。
果たして、無事に戻って来れたか…
その辺りも含めて、ご覧ください。
それでは、10日目を開始します。
第50番札所:宝蔵寺
ホリデー快速に乗って、朝9時前にJR武蔵五日市駅に到着。
駅前に、登山姿の人が溢れていて…恥かしいので少し離れた所に移動して、アキレス腱をのばしてから出発。
登山姿の人以外に、自転車を担いだ方々もいた。休日に、リア充の方々が集まる駅【武蔵五日市駅】というCMが流れてくる感じがした。そんなCMはないが。
さっそく、緩やかな登り坂が続く。
杖をつくほどの登り坂でもないが、体力の温存を考えて杖を使う。
とにかく、暑い。
歩き始めて約30分で、500mlのお茶を飲み干した。
あともう1本しかないため、近くのコンビニで、1Lのお茶を買い足す。また、GoogleMapで見る限りは、この先にはコンビニがないため、トイレも済ませておく。
1時間ほど歩いて、十里木信号を左方向に進むと、歩道が消えた。先ほどまでは、広めの歩道が確保されていた分、ショックも大きい。もしも帰りが遅くなり、薄暗い中を歩くことになると…車にひかれるかもしれない…そうなるくらいなら、どこかに泊まる方がいいかもしれないなぁ…と思いながら歩き続ける。
そう思っていたら、途中から立派な歩道が出てきた。この幸せが、ずっと続けばいいのに…なんて呟いてみた。
普段だと、そこにあって当たり前だと思うものも、いざなくなってみると有難さを痛感する。
普段、自分がどれだけ恵まれた環境にいるのかということを実感できる。
ちなみにこの道には、1時間置きに公衆トイレが設置してある。なので、トイレについては安心だ。
そしてまた、歩道が極端に狭くなるが歩道がないよりはマシだと思える。
檜原村役場の手前に、コンビニの様な店があった。帰りにお茶が足りない場合は、ここで買っていこうと思う。
そして、その先の突き当りを右折。
ちなみにここの方は「こんにちは」と挨拶すると、みんな「こんにちは」と笑顔で返してくれる。古き良き日本が残っていてうれしい。
そして、川も美しい。
そして、滝も綺麗。
そして、寺の入口に到着。
なんかさびれた感じがする石段だ。
本当にここでいいんだろうかと少し不安になる。
そして【第50番札所:宝蔵寺】に12時頃到着。武蔵五日市駅からは、ほぼ3時間の道のりだった。
お茶を飲むのを少しセーブしていたが、到着した安心感から、残りの1本を飲み干し、空のペットボトル2本に1Lの紙パックのお茶を注ぎ込んだ。
一通りの経を読んでから、寺の境内で、軽食をとりつつお昼休憩。
しばらく休んで、寺を出た。
あとは【JR武蔵五日市駅】に戻るだけ。杖を突きながら歩いてきたので体力が随分残っている感じ。大丈夫。これならちゃんと戻れる。
ある程度、山を下った辺りで豆腐屋に寄る。豆腐入りアイスを食べる人達が気になっていたことと、お店で試食させてもらった豆腐とドーナツが美味しかったこともあり、我慢しきれず、豆腐入りアイスを食べる。豆腐の風味を感じながらのアイスクリーム。凄く美味しい。
また、喉が渇きお茶を飲み干した。残り1本しかないが、大丈夫だろう。
そして、順調に来た道を下り続け…途中で、小さな私を見つけた。
で【JR武蔵五日市駅】に到着。
また、安心してお茶を飲み干した。
28Km歩いた割には、ヘトヘトの状態でもなく、心地よい感じで帰路についた。
10日目の距離と時間
今回は、28Kmで7時間の予定が約29Kmで5時間強の実績でした。(距離が伸びてるのに、時間は短い)よっぽど、下りのスピードが速かったものと思われます。
下記は、Runtasticで計測したスクリーンショットです。
なお、お寺に到着した後や休憩した時にはRuntasticによる計測を中断してます。ですから、定期的に休憩する場合や、各お寺で読経をする場合は、余裕をみておいて下さい。
ウツ病を経験した方だからこその悩みや心配事を、わたし自身のウツ病経験を踏まえ、解決のご支援をしてます。
相談してみたいことがあれば、まずはお気軽に、ご連絡ください。