100円ショップの材料だけで、数珠を自作した話。(108珠版)
前回は、ある事情によって終了した珠数作りも、今回は完成しました。
よく見ると、多少は不格好なところもありますが、素人が作ったにしてはよくできたと思います。(自画自賛)
それに今回は、房(左右の下がり)も全部手作り。(詳細は前回参照)
この全ての材料を100円ショップで揃えたわけですから、まずまずですよね。(自画自賛 再び)
さて、100円ショップの材料だけで珠数を作ろうとした方なら分かると思いますが、親玉だけは買えません。
親玉は普通の玉と違って、もう一つ穴が必要です。透明な親玉を見ると、Tの字に見えると思いますが、あれは左右の穴以外に下に通す穴があるからです。そして、そのような3つの穴が開いた親玉は、100円ショップには売ってないわけです。というか、私には見つけられませんでした。
で、買えないなら作るしかないわけで、これまでいろいろと試行錯誤して
こんな感じで、無理やりネジで穴を開けようとしましたが、もう少しの所でヒビが入ってしまったり。
上記のように、尖ったやすり買って(当然、これも100円ショップで)きて、それをキリのように使ったり。(上記の写真の、真ん中のやつです)でも、途中で先が折れてしまい、今も先だけが親玉(候補だった玉)の中に埋まったままになってしまったり。
こうした親玉作りの失敗が、前回の珠数作り作業を中断した原因です。
そして、今回はどうしたのか。
今回は、最終兵器を購入しました。
それが、これです。
100円ショップで買えるけども、100円ではないという禁断の商品に手を出してしまいました。
素直に、別の店で親玉を買った方が安いんじゃないかという突っ込みは、覚悟の上です。
しかし、100円ショップで買えるもので、全てを揃えることにこだわりたかったのです。(ただの自己満足)
というわけで、穴を開けました。
「今までの苦労はなんだったのか」と叫びたくなるくらい、あっと言う間に穴が開きました。
但し、このままでは穴が小さすぎて糸が通らないので、機械の先をヤスリに付け替えて削っていきます。
すると、まぁなんてことでしょう。
穴がこんなにも大きくなりました。
わかりづらいですか?
これでも、穴が2~3倍には大きくなったんです。
こうやって、親玉をもう一つ作り、前回の全てのパーツを組み合わせたら
これで完成です。(不格好だけど)
そして、作ってみて思いました。
こういった珠数を、キレイに作れる職人さん達は、スゴイ!!って。
「珠数って、値段もピンキリだし、正直言ってなんであんなに高いの?」
なんて思ってましたが…自分で作ると大変さがわかります。例えば、途中で糸が絡まったり…玉を数え間違えたことに気づいて、全部やり直したり…玉の穴がゴツゴツして糸がひっかかるから、玉の穴を一つずつ磨いたり…
結果だけを求めるなら、買った方がお得です。
でも、私は作って良かったです。
それは、作る過程で、いろんなことに気づけたから。
『職人さんの大変さ』だけではなく
・自分がどういう時にイライラするか
・イライラした時どんな口癖があるか
・イライラした時の、身体からの信号
などなど、イライラに対するパターンに気づくことができたのです。
そして、そのイライラへの対処方法として『大きな溜め息をつく』という方法しかとれてなかったことも大きな気づきでした。ちょっと大きなテーマです。ここでは書き切れませんので、また別の機会に改めて書きます。
とにかく、普段と違うことをやってみると、気づかなかった自分に気づくことがあるということです。そして、時に自分の課題が見つかることもあるということです。
あなたも、普段なら挑戦しないことに、あえて挑戦してみませんか?
例えば、珠数作りとか。(笑)
ウツ病を経験した方だからこその悩みや心配事を、わたし自身のウツ病経験を踏まえ、解決のご支援をしてます。
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