チャレンジするということ

手紙

 それは、先月末のことでした。
 
 
 「そうじゃない!もっとこうやるんだ!」
 
 
 「あっ、はい。こうですか?」
 
 
 「そうだよ。そうしないとダメなんだ」
 
 
 「はい。わかりました。」
 
 
 「じゃぁ、もう一度やってみろ!」
 
 
 「はい。ここで・・・こうやって・・・」
 
 
 「そうじゃないって言ってるだろう。こうだって!」
 
 
 「あっ・・・すみません・・・」
 
 
 私は、汗だくになりながら・・・、ただ言われる通りできる様に・・・
 
 
 怒られない様に・・・
 
 
 ひたすらた目の前のことに集中していた。
 
 
 いつかは、必ずできる様になることを信じて・・・
 


 
 その翌週、私は妻と二人で、買ったばかりの車(中古車ですが)に乗っていました。
 
 
 金曜日の仕事終わりに家を出発し、2~3時間置きに休憩して運転を交替し、一般道を走る。
 
 
 そんな計画を立て、深夜の国道1号線をひたすら西に向かい・・・
 
 
 大阪に着いたのは、土曜の朝10時頃。(休憩含め約16時間の旅)
 
 
 そこから大阪で働いている娘の家の近くに車を停めて・・・
 
 
 3人(私と妻と娘)で、地下鉄に乗って鶴橋に行き、焼き肉をたらふく食べ・・・
 
 
 一旦、娘の家に戻ってから、今度は、大阪万博(Expo2025)へ。
 
 
 17時以降入場の券を購入していたので、日中より多少は涼かったのかもしれませんが・・・
 
 
 「あそこへ行こう!」・・・・「あっ!ダメだ予約無しでは入れないって」・・・
 
 
 「あっちに行ってみよう!」・・・・「あっ!2時間待ちだって」・・・
 
 
 「とりあえず空いてそうな所に入ってみようかぁ」・・・・「どこも一杯だねぇ」・・・
 
 
 そうやって先導する妻と娘の後ろを、足を引きずりながら歩く私でした。
 


 
 年齢に応じて、気力も体力も落ちてくると言われますが・・
 
 
 「私は、まだまだ大丈夫!・・・」
 
 
 なんて思っているうちに、いつも間にか53歳になり・・・
 
 
 昔は簡単に覚えられたことが覚えられなくなってきたり・・・
 
 
 昔は、焼き肉を食べて胃がもたれるなんて経験をしたことがなかったのに・・・
 (若い時はお金が無いので、胃がもたれるほど食べることができなかっただけかも汗)
 
 
 昔は、1日中車を運転してても、全く平気だったのに・・・
 
 
 筋肉痛になっても、1~2日で治っていたのに・・・
 
 
 ・・・
 
 
 なんか、思う様にいかないことが増えてきましたね。
 
 
 「これが現実なんだ」と言ってしまえばそれまでですが・・・
 
 
 身体が年を取るにつれて衰えていくのは仕方がないとしても、気持ちまでは衰えたくない。
 
 
 そう思うのは、私だけでしょうか?
 
 
 今は無理でも、挑戦し続ければ、いつかはできる様になる。
 
 
 何度も繰り返せば、覚えられる様になる。
 
 
 無理せずに効率的に動ける様になれば、疲れない様になる。
 
 
 そう信じて、いつまでもチャレンジし続けたい。
 
 
 いま、私はそう思っています。
 


 
 そう言えば、万博からの帰り道(結局、20時半頃まで会場にいましたが)
 
 
 満員の電車の中で、子供が大声で泣いていました。
 
 
 「もう、万博なんて行きたくないよ~(泣)」
 
 
 「早く、おうちに帰りたいよ~(泣)」
 
 
 「もう、歩きたくないよ~(泣)」
 
 
 「もう、立ってられないよ~(泣)」
 
 
 すごく気持ちがわかりました。私も同じ気持ちだったから。(笑)
 
 
 何か、私の気持ちを、あの子が代弁してくれた様な気持ち。(笑)
 
 
 でも、私は泣かなかった。大人だから。(笑)
 
 
 そして、私は知ってますから。
 
 
 泣きわめいた所で、目の前の状況は一切変わらないということを。
 
 
 いつかあの子も、いくら泣いても何ともならないことを学ぶ時が来るでしょう。
 
 
 何か目の前の状況を変えたいのであれば、自らそこに関わっていかざるを得ないことを。
 
 
 そんなことを思いながら「私も、少しは大人になったかな」と思った万博でした。(笑)
 


 
 万博から車で東京に無事に戻ってきた翌週の日曜。先月末から始めた剣術の稽古に行きました。
 
 
 「おっ。出来てるじゃん。いいよいいよ。」
 
 
 「えっ?そうですか?」(ちょっとうれしい私)
 
 
 「そこは、もっとこっちまで踏み込まないとダメだな」
 
 
 「あぁ、なるほど。こんな感じですか?」
 
 
 「そうそう。そういうこと。」
 
 
 先月末は、何をやっても(やろうとしても)ダメだったんですが・・・
 
 
 何か、少しずつでもできる様になると嬉しいものですね。
 
 
 但し、その一方で、先生の方も、できることに応じて求めることも多くなります。
 
 
 「もっと、そこは腰を下ろさないとダメですね」


 「こんな感じですか?」


 「いや、もっと」


 「こんな感じですか?」


 「もう少し、下げられませんか?」


 「うぉ・・・っと、こんな感じですか?汗」


 「そうですね。それを10回くらい繰り返してみましょう」


 「・・・はい。わかりました。」


 「い~ち・・・にぃ~・・・さ~ん・・・しぃ・・・」


 繰り返すうちに、だんだんと膝が笑う感覚あり・・・


 案の定、私は翌日から筋肉痛に苦しむことになりました。汗


 皆さんも、チャレンジ精神は大事ですが、急激な変化には、ご注意くださいね。(笑)


 今回は、この辺りで。

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