うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

永い眠りの間に

2024.10.13


 先日、約1年間、ブログを更新していなかった理由について、ご報告致しました。
 (詳しくは『永い眠りから』を、ご覧ください。m(__)m)
 
 
 
 実は、その間、非常にいろいろなことがあったのですが・・・
 
 
 
 それらについて、ご報告できる状態にはなく・・・
 
 
 
 永い眠りから覚めた今、その間の出来事について、早々にご報告せねばと思いつつ・・・
 
 
 
 別のことをお伝えしたくなり、前回、前々回と、別の話をしたところであります。m(__)m
 (詳しくは『いま、まさに、そこにある危機について』、『死者からの手紙』を、ご覧ください。m(__)m))
 
 
 
 まぁ、言い訳をいくらしても仕方がないので、遅ればせながら、永い眠りの間に起きた出来事について、ご報告いたします。
 
 
 
 ただ、あなたにとって、それがどれほどの意味があるか私にはわかりません。
 
 
 
 興味を持ってくださる場合は、どうぞ、このまま読んで頂ければ幸いです。
 
 
 
 一方、全く興味がなければ・・・どうぞ、そっと、このブログを閉じてください。(^^♪
 
 
 
 ここからは、興味を持ってくださっている前提で、お伝えいたします。
 


 
 永い眠りに入る直前の投稿は、2023年7月23日の『今年の酷暑の生き残り』でした。
 
 
 
 あの頃、私は仕事を休んでおりました。
 
 
 
 本当は、心理系の大学院で勉学に励み、公認心理師を目指して一歩一歩進んでいる予定でしたが…
 
 
 
 大学院受験に失敗し…
 
 
 
 本来は、勉学に集中するために仕事を休むことにしたにも関わらず…ただの無職になり…
 
 
 
 特に何に励むこともなく、唯々、酷暑の夏が通り過ぎるのを待っている頃でした。
 
 
 
 ただ、そんな私にとって救いだったのは、娘達(双子)が二人とも無事に大学を卒業し、二人とも無事に就職が決まっていたことでした。
 
 
 
 家族4人分の食費、4人分の健康保険料、娘2人分の大学費用を背負う必要がないというのは、随分と気が楽になるものです。
 
 
 
 長女は、都心勤務でしたので同居のままでしたが、次女は、会社が借りてくれたアパートで一人暮らしを始めておりましたので、食費は3人分に減り、健康保険料は2人分(妻と私)に減り、長年の貯金を切り崩せば、何とか2年は生きていける状態でした。
 (何度も、うつ病を経験し、その度に収入の激減や無収入を経験してきた中「お金は貯められるうちに貯めておく」という習慣がつきました。汗)
 
 
 以前にも仕事を休んで無収入の時期がありましたが、その時の将来に対する不安(娘達の学費をどうするのか、家賃はどうするのか、食費はどうするのか、この状態がいつまで続くのか…等々)と比べれば、雲泥の差です。
 
 
 
 ただ、一つ心配なことがあるとすると…
 
 
 
 生活環境の変化による、ストレス得点。
 
 
 
 ここまでで、下記の生活環境の変化により、198点。
 収入の減少:58点
 労働条件の大きな変化:55点
 息子や娘が家を離れる:50点
 長期休暇:35点
 (詳しくは『ライフイベント ストレス』でググってみてください。)
 


 
 そして、夏が過ぎ、また生活環境が変化し…妻の母と同居することになりました。
 
 
 
 実は、妻の母は、ある方の家で同居生活を送っていたのですが…いろいろ思うところがあった様で…
 
 
 
 妻を通して、いろいろと話を伺う中で「もし良かったら、うちで一緒に住みますか?」と持ち掛けてみました。
 
 
 
 次女の一人暮らしによって、部屋が一つ余っておりましたので…気軽に。
 
 
 
 それならば…ということで、10月から同居することになりました。
 
 
 
 そして、しばらくは、母、私たち夫婦、長女の3世代で同居していたわけですが…
 
 
 
 急に、10月から長女が、大阪に転勤することに決まり…
 
 
 
 ドタバタとしながら、長女も家を出ていきました…
 
 
 
 これにより下記の生活環境の変化により、91点が加算され、
 合計289点。
 息子や娘が家を離れる:50点
 家族メンバーの変化:41点
 
 
 
 「300点を超えると翌年に健康障害が生じる可能性が80%」と言われる中、結構ギリギリの状態でした。(汗)
 


 
 ちょうどその頃、ありがたいことに仕事のお声がかかりまして…
 
 
 
 「最近どう?ちょっと仕事を手伝ってみる?」とのことで…
 (以前にも一緒に仕事をしていた十数年のお付き合いがある方からのお誘い)
 
 
 とは言え、しばらく仕事を休んでいた中で、急にフルで働くことには不安があり…
 
 
 
 0.5稼働(週の半分だけ働く)という条件で、お仕事をさせて頂くことになりました。
 (お誘い頂いた上で、わがままを言うのは厚かましいのですが…ストレス得点も高い中でしたので…)
 
 
 
 これにより下記の生活環境の変化により、80点が加算され、
 合計369点。
 労働条件の大きな変化:55点
 収入の増加:25点
 
 
 
 遂に300点を超え、翌年に健康障害が生じる可能性が80%の状態になりました。(汗)
 


 
 本来は、子供の独立や、無収入の状態からの脱却というのは嬉しいことなんですけどね。
 
 
 
 でも、何等か生活環境の変化というのは、その変化の種類によってストレスが発生するもの。
 
 
 
 喜怒哀楽ではなく、変化の度合いによって「自分にはストレスがかかっているんだ」と自覚しておくことが大事なんですよね。
 
 
 
 大きな変化が発生しない様に生きていければ、ストレスは少なくて済むかもしれませんが、全く変化がない人生なんて不可能でしょうし、変化が発生するかしないかは、自分一人の力で何とかなるものではありませんよね。
 
 
 
 例えば、今年年始に起きた大地震、そして水災害…それによって、家族や知人を失った方も大勢いると思います。
 
 
 
 例えば、死別によるストレス得点として、配偶者の死=83点、親族の死=73点、友人の死=59点と言われています。
 
 
 
 また、会社や職業を失った方も大勢いると思います。
 
 
 
 例えば、会社の倒産=74点、会社を変わる=64点、転職=61点、収入の減少=58点、労働条件の大きな変化=55点等々、仕事に関する変化によるストレス得点は多数あります。
 
 
 
 その他、自分の病気や怪我=62点、多忙による心身の疲労=62点、家族の健康や行動の大きな変化=59点、睡眠習慣の大きな変化=47点等々、心身の変化によるストレス得点は多数あります。
 
 
 
 但し、これらの得点はあくまでも目安として数値化したものであって、全員が同じ様に同じだけのストレスを感じるわけではありません。
 
 
 
 人によっては、とても点数では表しきれないほどのストレスを感じる方もいるでしょう。
 
 
 
 大事なことは「我々は環境の変化によって、ストレスを感じる生き物なんだ」ということを、改めて自覚し、それを踏まえて、ストレス対策をしておくということです。
 
 
 
 決して、「気力で何とかなる」というものでもないし、「努力と根性で乗り切る」というものでもないのです。
 
 
 
 逆に、その様な精神論で乗り越えようとすると…
 
 
 
 より一層、心身の状態を悪化させてしまうということを肝に銘じるべきなんです。
 


 
 ちょっと、話は私自身のことを離れ、災害のことにまで触れてしまいましたが…
 
 
 
 ここで、私自身のことに話を戻しまして…
 
 
 
 とにかく、私自身でコントロールが効く範囲においては、できる限りストレスを減らす様に対策をうちました。
 
 
 
 まずは「『やらなきゃいけない』と思ってストレスに感じていたこと」を見直し「ストレスになるくらいならやめてしまえ~!」と、いくつか手放しました。
 
 
 
 1つ目としては、大学院の受験勉強。(笑)
 
 
 
 ついつい「勉強できていない自分」や「公認心理師に向けて足踏みしている自分」を責めがちになるので、一旦脇において、少なくとも状況が落ち着くまでは考えないことにしました。(笑)
 
 
 
 2つ目としては、ここ数年習っていた太極拳。(笑)
 
 
 
 ついつい「練習会に参加できていない自分」や「型をなかなか覚えられていない自分」を責めがちになるので、ズルズルと継続するのはやめて、退会致しました。(笑)
 
 
 
 3つ目としては、月1回参加していた男声合唱。(笑)
 
 
 
 これも「歌詞をなかなか覚えられていない自分」を責めがちだったり「練習会場までの移動が辛い」状況が続いていたので、無理やり参加しようと努力することを辞めました。(笑)
 
 
 
 手放すって、本当に大事ですね。(^^♪
 
 
 
 おかげで随分と楽になりました。
 
 
 
 一方、やめたことばかりではなく、新たに能動的に始めたこともあります。
 
 
 
 それは『相談』。
 
 
 
 日常の生活や仕事上のことなど、何でも良いので、少しでも気になったら、相談できそうな人に相談するということ。
 
 
 
 別に、答えが知りたいわけじゃなくてもいいんです。
 
 
 
 「こんなことに悩んでいるんだけど、どう思うか」
 
 
 
 と、誰かに話すことで、ちょっと頭の中や心が軽くなるんですよね。
 
 
 
 また、話すことで「あぁ、実は、こんなことを思っていたんだなぁ~」と改めて自分の心の声に気づくこともできます。
 
 
 
 まぁ、相談できる人がいるということも、幸せなことなのかもしれませんね。
 
 
 
 ところで・・・
 
 
 
 あなたは、どうですか?
 
 
 
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