寂しさや孤独感を感じるから…いいんです。
「メチャメチャ寂しいわ…」
先日、大切な人を失くした母がそう言います。
「しっかりせなアカンねんけど…」
そう言って、寂しい気持ちや孤独感を抑えようとしているようですが…
私は、無理に消そうとしたり、抑えようとしなくていいって言ってます。
自分の気持ちに嘘をついていると、いつかそのしわ寄せが来ますから。
感じていることは感じていることとして、素直に受け止めて欲しい。
そう思っています。
それに、ある面では、寂しさや孤独感も必要だと思うんです。
寂しさや孤独感を感じるから、人に会いたくなる。
寂しさや孤独感を感じるから、人と話したくなる。
寂しさや孤独感を感じるから、人の近くにいたくなる。
そして、寂しさや孤独感があるからこそ人生を楽しむことができる。
ずっとお風呂の中にいるとのぼせてしまうから、たまには外に出て身体を冷まさないといけない。そして身体を冷ますことで、余計にお風呂が暖かく感じられる。そして、長く楽しめる。
そもそも、温かさや涼しさを感じるのは、血が通っている証拠。
同じように寂しさや孤独感を感じるのは、人間らしさを保っている証拠。
だから…
気づいて欲しいんです。
寂しさや孤独感を感じない方が危険だということに。
まぁ、これもある意味では防御本能なんですが…
あまりに長く寂しさや孤独感を感じ続けていると身体を壊します。
だから、それを避けるために無意識に感覚を遮断するようになるんです。
それで、心を守っているわけです。
もれなく、何も感じなくなります。
そして…寂しさや孤独感を感じなくなると同時に、幸せや楽しさまでも、感じられなくなっていきます。
私には、その経験があります。
とても長い間…
そして、それが病気だとは気づいてなかったんです。
だから…
あなたには気づいて欲しいんです。
寂しさや孤独感を感じられるのは、心が健康な証拠なんだということに。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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