うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

仮想現実の世界

2022.03.19


 実は昨日、バーチャルリアリティ展に行ってきました。

 

 ご存知かとは思いますが『バーチャルリアリティ(virtual reality)』とは、『仮想(virtual)現実(reality)』。

 

 現実のように感じられる環境をコンピュータで人工的に作り出し、あたかもそこにあるかのように感じさせる技術のことです。

 

 随分前からある技術ですが、昔は今から比べるとコンピュータの処理速度が遅く、視線を動かすと、画像がカクカクしたり、ちょっと遅れて動いたりして、人工的に作り出している感がぬぐえず「あたかもそこにあるかのように感じさせる」には、ほど遠い感じでした。

 

 でも、最近は、コンピュータの処理速度が格段に速くなっていますので、今なら「あたかもそこにあるかのように感じさせる」ということが可能になっているのではないかと思い、実は「いつか体験してみたい」と気になっていました。

 

 少なくとも、昔よりは、ましなはずですので。(笑)

 


 

 バーチャルと言えば・・・

 

 最近、『メタバース』って言葉が流行っていますよね。

 

 インターネット上に構築されたバーチャル(仮想的)な世界で、アバターと呼ばれる自分の分身を通して、様々な行動をすることが可能になっており、そういう仮想世界のことを『メタバース』と呼ばれています。

 

 十数年前にも「SecondLife」という仮想空間が流行ったことがありましたが(私も、その頃、流行りに便乗して試してみましたが汗)、昔に比べると、随分進化している様です。

 

 現実世界では実現が難しいことを、仮想世界の中で(アバターを通して)実現することを楽しんでいる。

 

 ざっくりと言うと、そんなところでしょうか。

 

 今はまだ、現実世界と仮想世界の境目がはっきりしていますが、これからコンピュータ技術がますます進化していく中で、現実世界と仮想世界の境目が曖昧になっていくのかもしれませんね。

 

 まぁ、いま現実世界だと思っているものも、ある意味仮想的なものかもしれませんけど・・・

 


 

 私達は、目の前で起きていることを『現実』だと捉えがちです。

 

 まぁ、それ以外に『現実』を捉えようがないので、仕方がないと言えば仕方がない訳ですが、

 

 目の前で起きていることを、周りの人も、自分と同じ様に捉えているのかと言えば、そうとは限らないわけです。

 

 ですが、ついつい、目の前で起きていることを、周りの人も、自分と同じ様に捉えていると勘違いしがちです。

 

 そして、目の前で起きていることに対して、周りの人も、自分と同じ様に考え、行動するはずだと勘違いしがちです。

 

 そして、目の前で起きていることに対して、周りの人が、自分と違う反応をしていることに対して、怒ったり、イライラしたりしがちです。

 

 ついつい、忘れてしまうんですよね。

 

 人はそれぞれ、自分が見たいものを見たい様に見ているだけだということを。

 

 100人いれば、100通りの見え方がありえます。

 

 100人いれば、100通りの反応がありえます。

 

 誰か一人が正解というわけでは、ないんですよね。

 

 だから・・・

 

 自分の考えを、周りと合わせる必要もない。

 

 自分の考えを、周りに押し付ける必要もない。

 

 自分の考えが、周りと違っているからと言って、いちいち怒ったり、イライラしたりする必要もないんですよね。

 

 だから、もしも周りに対して、怒ったり、イライラしたりする感情が沸いて来たら、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?

 

 「私は今、周りに対して、自分の価値観を押し付けようとしていないだろうか?」って。


 

 え~っと・・・仮想世界の話でしたね。

 

 そうそう。これからコンピュータ技術がますます進化していく中で、現実世界と仮想世界の境目が曖昧になっていくのかもしれないという話。

 

 まるで、映画の『マトリックス』の様な話ですが、もし仮に、生まれた時から仮想世界だけを見せられていたら、仮想世界以外の世界を知らない訳ですから、それが現実世界だとしか認識できなくなるだろうなって。

 

 自分が認識している以外の世界があるなんて、想像もつかないでしょうから。

 

 現実世界と仮想世界の両方を認識している人からすれば、どちらか一方の世界しか知らないというのは可哀そうと思うかも知れませんが、どちらか一方の世界しか知らない人からすれば、もう一方の世界は想像もつかないので「自分が限られた世界にしか生きていない」ということにすら気づかないだろうなぁって。

 

 できれば私達は、どちらか一方の世界ではなくて、どちらの存在も認識した上で、自由に選べる立場でいたいものですね。

 


 

 そう言えば、元々はバーチャルリアリティ展に行ってきたという話でした。汗

 

 ・・・

 

 で、行ってきた結論から言いますと・・・

 

 ・・・何社か、体験してきましたが・・・

 

 幸か不幸か、現実世界と仮想世界が曖昧になる時代は、まだまだ先の様です。(苦笑)

 

 昔に比べたら画像も綺麗で、まるで目の前に物体(例えば、車や機械等)が存在する様に見えますが、視線を激しく動かすと、やはり動きがカクカクしたり、ちょっと遅れる感じは残ります。

 

 まぁ、それくらいの方が、現実と仮想の区別が出来て、安全なのかもしれませんけどね。(笑)

 

 あくまでも、今見えている世界が現実世界だという前提ですが(笑)

 


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