夢を見るのが怖かった話
最近、夢をみていません。
というか、多分見ているんでしょうけど、覚えていません。
ちょっと前までは、どんな夢を見たか覚えていたんですけど…
若い頃は、夢を見るのが嫌でした。
変な夢ばかり見るので。
例えば、人を傷つけたり。
例えば、刀を振り回したり。
そんな夢を見る自分が許せなかったんです。
そんな自分が大嫌いでした。
このまま放っておくと何をしでかすか分からないと思っていました。
寝ている間に誰かを殺してしまう様なことがあったら、どうしようと本気で心配してました。
自分の中にいる悪魔に飲み込まれてしまわないように、いつも意識を働かせていました。
今から考えると、大きな誤解だったわけですけど…
無意識のことを学ぶまでは「理性で抑えられない部分は悪魔だ」と思っていました。
そして、無意識と意識の違いについて学ぶうちに「どうやら私の中の悪魔は、無意識の中に住んでいるらしい」と理解をしてしまったんです。
だから「無意識と仲良くなろう」と言われると、背筋が寒くなりました。
・あんな悪魔と仲良くなったらダメだ
・仲良くなったら飲み込まれてしまう
・ある程度の距離を置かないと危険だ
そう思っていたんです。
そして、それは、ずっと嫌っていた自分を受け入れることにもつながる。
「そんなことは、とてもできない」と思っていたんです。
無意識が、本当は私を守ろうとしてメッセージをくれているということに気づけるまでは。
私の中にいる悪魔と戦い続けているつもりでしたが、気づいたら悪魔などいませんでした。
単に、いい人でいようとし過ぎて、本音を抑圧していたのが、眠っている時に爆発しただけのこと。
いい人を演じる必要なんてないんだと気づいたら、本音を抑圧する必要もなくなって、爆発することもなくなりました。
つい数年までは、その辺りのことも理解できていなくて「なんとか悪魔を封印できた」と思ってましたが。笑
始めから、戦う必要なんてなかったんですよね。
ちょっと前まで夢をよく覚えていたのは、眠りが浅かったせいじゃないかと思っています。
というか、単に横になって仕事とかプライベートなことでやらなきゃいけないことをシュミレーションしていただけのような気がします。
ほとんど病気ですよね。汗
で、自分でも「このままだと、また病気になる」と思い、精神科の病院を探して診てもらったわけです。
(その時の話はこちらをご覧下さい)
おかげで良く眠れています。
夢を覚えていないほど。
それに、無意識も安心しているんだと思うんです。
何もメッセージを伝える必要がないほど。
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