うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

精神科の選び方

2019.09.27


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 

 前回「精神科を受診するのが怖い」と思う方に向けて「怖くないですよ」という思いを伝えました。

 

 

 もしも私が精神科の医師だったら、こういうメッセージを伝えても素直には受け取ってもらえなかっただろうと思うんです。

 

 

 「そりゃあ、あんたは医者やから、怖くないよ〜安心して来て下さいね〜って言うわなぁ」

 

 

 って思うんじゃないかと。

 

 

 「医者のくせに『医者のところには行かない方がいいよ』なんて言うわけがないわなぁ」

 

 

 って思うんじゃないかと。

 

 

 その点、私は、医者でもなければ、医療関係者でもありません。

 

 

 ごく普通の、一般人です。

 

 

 ただ少し普通の人と違うのは、何度もうつ病を再発した経験があるということだけ。

 

 

 昔は、こんな経験は弱みだと思っていましたが、今は強みだと思っています。

 

 

 だって、精神科の病院に行った回数は、普通の人より多いですから。

 

 

 それに、その間に何度も引っ越しをしているので、その度に精神科の病院を選びなおすことで、より多くの病院を見てきました。

 

 

 もちろん、その中には選ぶのを失敗した病院もあります。

 

 

 営業妨害になるので、名前は明かせませんけど。

 

 

 今回は、そういう経験を活かして、「こんな病院は駄目だ」という話と、「こういう病院がいいよ」という話をしたいと思っています。

 


◎自宅からの距離について

 

 まずは、病院までの距離の話から。

 

 

 結論から言うと、気軽に通える距離の範囲で探してください。

 

 

 私が初めて行った精神科の病院は、最寄り駅から何駅も先にありました。

 

 

 その病院自体は、いい病院だったのですが…

 

 

 やっぱり、定期的に通うとなると、遠いと行くのが億劫になります。

 

 

 ご存知かもしれませんが、うつ病の治療は最低でも半年はかかります。

 

 

 薬との相性がありますから、どの薬が効くのか試す必要があります。

 

 

 その薬の効果が出るまでの時間や、別の薬に切り替えて様子を見る時間等を踏まえると、最低でも半年はかかるものなんです。

 

 

 まぁ、私も先生から初めて聞いた時には「そんなにかかるんですか?」と驚きましたけど。

 

 

 まぁ、あくまでも、うつ病だと診断されたらの話ですけどね。

 

 

 とにかく、何ヶ月も通うことになるので、家から遠いと行きたくなくなるんです。

 

 

 それでも、私は根が真面目ですから(自分で言うか?)頑張って通い続けましたが、病院に行くことがストレスになるくらいなら、行かない方がマシですよね。笑

 

 

 だから、次からは(寛解して数年後に再発した時は)家から自転車で行ける距離で病院を探しました。

 

 

 交通費も馬鹿になりませんからね。

 


◎診療日について

 

 次は、病院が診療をやっている曜日の話です。

 

 

 結論から言うと、土曜日も診療している病院を選んでください。

 

 

 まぁ、ほとんど病院が土曜日も診療しているとは思いますが、たまにあるんです。土日祝日は診療が休みという病院が。つまり、平日しかやってないということです。

 

 

 すでに会社を休職している方や離職している方なら、平日でも病院に行くことは可能だと思いますけど、仕事をしている人にとっては、平日に仕事を休んで病院に行くのは難しいはず。

 

 

 それが、1ヶ月に1日とかならまだ可能かもしれませんけど、毎週休むとなると仕事にも支障が出ますし、周りからも「あの人だけ、なんで毎週休んでも良いの?」って不審がられます。

 

 

 だから、仕事をしながら治療をすることを考えると、土曜診療がある病院を選ぶ方がいいです。

 

 

 とは言え、もしも「いまが辛くて、土曜日まで待てない」という場合は、土曜日まで待つ必要はありません。

 

 

 「土曜診療がある病院だから、土曜日しか行ってはいけない」というわけではないんですから。

 

 

 土曜診療がある病院の中から、すぐに行ける病院を探して、行って欲しいと思います。

 


◎お医者さんについて

 

 

 最後は、本丸。

 

 

 お医者さんの話です。

 

 

 私が初めて精神科病院を探した時は口コミなどを参考に探しましたけど、口コミが100%正しいわけではないことはご存知かと思います。

 

 

 また、お医者との相性もあります。

 

 

 ある人にとっては良い先生に思えても、別に人にとっては良くない場合もあるわけです。

 

 

 人間ですから、好き嫌いは必ずあります。

 

 

 そして、こちらは患者なんですから嫌いだと思う先生のところに無理して行く必要はないわけです。

 

 

 選ぶ権利は、客である我々患者側にあるんですから。

 

 

 但し、こればっかりは、実際に先生に会って、診察を受けてみないとわかりません。

 

 

 その結果「なんか、この先生は嫌だなぁ〜」と少しでも思ったら、迷わず別の病院を探しましょう。

 

 

 相手は精神科の医者です。

 

 

 いわゆる、心理学のプロです。

 

 

 その先生が、患者からの第一印象をコントロールできないようなら、そもそも駄目だと思うんですよね。

 

 

 私も何度か酷い医者に会いました。

 

 

 診察室に入ってから、診察が終わるまで、一切、目を合わさないんです。

 

 

 ずっとカルテの方を見たまま、質問をするだけ。

 

 

 あれじゃぁ駄目ですよね。

 

 

 患者から伝わるのは、言葉だけではありません。

 

 

 顔の表情とか、顔色、ちょっとした仕草、目の動きなど、読み取れる情報はたくさんあるはずです。

 

 

 それを読み取ろうとせず、目を合わせようともしない医者は駄目です。

 

 さっさと別の病院を探しましょう。

 


◎まとめ

 

 最後にまとめておきます。

病院までの距離:自宅からできるだけ近い病院を探しましょう。

診療日:土曜日も診療している病院を探しましょう。

お医者さん:実際に会ってみるまでは分かりませんが、会ってみて嫌な感じが少しでもしたら、迷わず別の病院を探しましょう。


 

 実は、似たような話を以前に書いた記憶があるんですが…いつ頃書いたか覚えていません。

 

 

 4年近くもブログを書き続けていると、数カ月前に書いたことでも忘れてしまいます。汗

 

 

 でも、書いているうちに「なんか前にも書いた気がするなぁ」なんて思うんですけど「まぁ、その時の私と今の私は違うから、全く同じにはならないかな〜」なんて思って書いています。

 

 

 だから、ずっとブログを読んで下さっている方にとっては、もしかしたら「おいおい!大丈夫か?前も同じ様なことを書いてるぞ!記憶障害が起きてるんじゃないの?」って、心配になることもあるかもしれませんが…暖かい目で見てやってくださいね。

 

 

 また「ちょっと、ネタ切れになってきてるんじゃないの?」という心配もあるかもしれませんけど…毎日、何を書こうか悩んでることは否定しませんが、それが理由で同じテーマになってるわけではないので、ご安心下さい。

 

 

 でも、ネタには困っているので…

 

 

 「こんなことが知りたい」っていうことがあれば、教えて頂けると助かります。

 

 

 全ての要望に答えられるかはわかりませんけど…今の私にできる範囲でお答えしたいと思っています。

 

うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、まずは気軽に、ご相談ください。

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