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自分で気軽にやる心理検査

2019.05.20


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 心理検査の『投影法』について説明しなさい。その上でSCT、TAT、ロールシャッハテストの中から1つを選択して解説しなさい。

 

 こんなことをいきなり言われたら、あなただったらどうしますか?

 

 私は…ビビりました。(笑)

 

 ビビりながらも取り組みました。

 

 この課題についてレポートをまとめないと、そもそも授業さえ受けさせてもらえませんから。

 


 

 一所懸命に教科書を読んで分かってきたことを簡単に書きますと…

 

 『投影法』とは「意味があいまいな刺激を被験者に与え、それの反応結果から、被験者の性格傾向を推測しようとする心理検査の一種」ということ。

 

 例えば「子供の頃私は…」や「もしも私の母が…」などの途切れている文章の後に、出来るだけ早く文章を書き込ませ、その結果から被験者の性格傾向を知ろうとするものです。(このように不完全な文章を被験者に与え、それが完成するように言葉を自由に追記させ、その内容を分析することによって、被験者の性格傾向を知ろうとする方法をSentence Completion Test(文章完成法)と言い、その頭文字をとってSCTと呼ばれます。)

 

 というような内容をレポートにして提出するわけですが…

 

 ここでレポートの内容を細かく紹介しても仕方がありませんので、もっと噛み砕いて説明したいと思います。

 


 

 『もしもピアノが弾けたなら』

 

 『もしも明日が』

 

 と言えば、昭和の名曲ですよね。

 

 西田敏行さんが歌を歌っていたことや、バラエティーが産んだ『わらべ』というグループが歌を歌っていたことを、若い人は知らないと思いますが…

 

 例えば、あなただったら、あの曲名の後に、どんな言葉をつなげますか?

 

 例えば、私だったら

・もしもピアノが弾けたなら…小洒落たバーで曲を披露して注目をあびる。

・もしもピアノが弾けたなら…誕生日に曲をプレゼントする。

・もしも明日が…世界の終わりだとしたら、家族と静かに過ごしたい。

・もしも明日が…世界の始まりだとしたら、世界がどのように始まるのかを目で見て、耳で聞いて、肌で感じて、心に焼き付けておきたい。

 

 とか。

 

 誰かに見られると思うと素直に書けないかもしれませんが、誰にも見せないなら、何を書いてもいいですよね。

 

 これを、書いてみたら、自分の意外な一面が見えるかもしれませんよ。

 


 

 本来であれば、先程のような不完全な文章に、どんな言葉をつなげて書くのかによって、書いた人の性格を推測しようとするのがSCTというテストなわけですが、自分の心を知る遊びだと思ってやるのもありだと思います。

 

 自分の心って、自分が一番知ってるようで、実は一番知らなかったりするものですから。

 

 そう言えば、昭和の名曲にこんな曲もありましたね。

 

 ♫もしも願いが叶うなら〜♫

 

 この言葉になら、どんな言葉を続けますか?

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