生きる希望
「中野さんのような存在がいること自体が、うつ病で悩んでいる人の勇気になるんだよ」
この言葉が私の背中を押してくれて本を出版することができました。
それから数ヶ月が経って、そのことを忘れかけていました。
本を書いたことを忘れたということではなくて、背中を押してくれたあの言葉のことです。
言われた時は、すごく嬉しいと思いました(言われて感涙したほどです)が、日が経つにつれて「私のような人(うつ病を何度も再発した人)なんて山ほどいるよなぁ〜」って思い始め…
なんか偉そうに本を出版したけど、私でなくても書けた本なのでは?
どこにでもあるような本なのでは?
誰からも求めてなかったのでは?
そんなことを思っていました。
実際、それほど売れてないし。苦笑
だから、私が伝えていることなんて誰にも求められていないのかも。
そんなことを思いながら、ブログを書き続けていたんです。
そりゃ、辛くなりますよね。
毎日、誰も求めていない独り言を、ただただ垂れ流していたと思うと。
だから「もうそろそろ止めようか」と思ったこともありました。
毎日続けるのが辛いなら、書きたいと思った時に書けばいいんじゃない?
そんなことも考えたり。
でも、せっかく毎日書き続けてきたので、やれるところまでやってみようと続けてきました。
そんな時にメッセージを頂けると、すごく助けられます。
私が伝えていることが、誰かの助けになっている。
私の存在(鬱病を3回再発しながらも、今は働いていること)が、誰かの希望になっている。
それを気づかせてくれるメッセージでした。
もう決めました。
より多くの方に読んでもらうために大衆受けする言葉で書くのではなく、私が希望だと思ってくれる人のために少しでも助けになる言葉を書きます。
ん?今まではそうしてなかったの?
いや、今までもそうしてきたのかもしれませんが…
いままでは、なんとなくそうなっていた感じもするので、これからは意識してそうしようかと。
意識しすぎて、逆に書くのが辛いと思うようになるんじゃないの?
辛くなったら、また考え直します。
その時は、また助けて下さいね。
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