不思議な感覚でした。
合唱コンクールが終わりました。
この日のために、6ヶ月間練習してきたコンクール。
合宿にも行って練習したコンクール。
前日も練習し、当日の朝も練習。
そして…
会場に向かい…
会場が近づくにつれて、妙な感覚。
ここにいる感じがしないんです。
まるで、映画の1シーンを見ている様な感覚で、コンクールに向かう自分が他人事の様な感じがするんです。
頭では、コンクールに来ていることを理解しているのですが、実感がないというか…
誰か別人のドキュメンタリー映画を家で見ているような感じというか…
まるで夢を見ているような感覚。
とでも言えば聞こえはいいですが…
一番しっくりくる言い方が、ここにいない感じ。
『心ここにあらず』という言葉が、一番今の状況を表してる気がします。
こういう事が今までもありました。
特に、初めて何かをする時。
それをする前までは、いろいろ心配をしたり、不安になったりするんですが、その当日になったり、寸前になると…
突然、何か別の意識に乗っ取られたような感じになるんです。
乗っ取られたというと言い過ぎかもしれませんね。
頭では、今起こっていることを把握できているし、身体のコントロールもできているんです。
でも、そこにいるという感覚がないんですよね。
そんな私を見て、挙動がおかしいと思ったのでしょうか。
「あれ?中野君、緊張してる?」
そう聞かれまして…
「えぇ…もちろん」
とは答えましたが、緊張してる感覚はありません。
そこにいる感覚がないので。
でも、そのおかげなのか緊張して声が出なくなることもないし、硬くなることもありませんでした。
そして、私達の出番が来て…
歌っている最中に、大量の汗。
顔を流れて、口の中に入って来て…
あっと言う間に、出番が終了。
「あぁ〜緊張した〜」
あちこちでそんな声を聞きながら…
なんとなく罪悪感を感じました。
みんな一所懸命に歌っていたのに、私は一所懸命だったと言えるのか?
身体はみんなと一緒にいながらも、心は一緒にいなかったような感覚。
「あの時、私に何が起こったのか」
少し、じっくり考えてみます。
あなたは、そんな経験ないですか?
そこにいない感じとか。
うつ病に伴う悩みや心配について、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、解決に向けた支援をしています。
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