うつ病と共に歩み、生きる。そして、こだわりをとかす。

不思議な感覚でした。

2017.09.17


 うつ病再発予防コーチの中野です。

 

 

合唱コンクールが終わりました。

 

この日のために、6ヶ月間練習してきたコンクール。

 

合宿にも行って練習したコンクール。

 

前日も練習し、当日の朝も練習。

 

そして…

 

会場に向かい…

 

会場が近づくにつれて、妙な感覚。

 

 

ここにいる感じがしないんです。

 

 

まるで、映画の1シーンを見ている様な感覚で、コンクールに向かう自分が他人事の様な感じがするんです。

 

頭では、コンクールに来ていることを理解しているのですが、実感がないというか…

 

誰か別人のドキュメンタリー映画を家で見ているような感じというか…

 

まるで夢を見ているような感覚。

 

とでも言えば聞こえはいいですが…

 

一番しっくりくる言い方が、ここにいない感じ。

 

『心ここにあらず』という言葉が、一番今の状況を表してる気がします。

こういう事が今までもありました。

 

特に、初めて何かをする時。

 

それをする前までは、いろいろ心配をしたり、不安になったりするんですが、その当日になったり、寸前になると…

 

突然、何か別の意識に乗っ取られたような感じになるんです。

 

乗っ取られたというと言い過ぎかもしれませんね。

 

頭では、今起こっていることを把握できているし、身体のコントロールもできているんです。

 

でも、そこにいるという感覚がないんですよね。

 

そんな私を見て、挙動がおかしいと思ったのでしょうか。

 

「あれ?中野君、緊張してる?」

 

そう聞かれまして…

 

「えぇ…もちろん」

 

とは答えましたが、緊張してる感覚はありません。

 

そこにいる感覚がないので。

 

でも、そのおかげなのか緊張して声が出なくなることもないし、硬くなることもありませんでした。

 

そして、私達の出番が来て…

 

歌っている最中に、大量の汗。

 

顔を流れて、口の中に入って来て…

 

あっと言う間に、出番が終了。

 

「あぁ〜緊張した〜」

 

あちこちでそんな声を聞きながら…

 

なんとなく罪悪感を感じました。

 

みんな一所懸命に歌っていたのに、私は一所懸命だったと言えるのか?

 

身体はみんなと一緒にいながらも、心は一緒にいなかったような感覚。

 

「あの時、私に何が起こったのか」

 

少し、じっくり考えてみます。

 

あなたは、そんな経験ないですか?

 

そこにいない感じとか。

 うつ病に伴う悩みや心配について、わたし自身のウツ病経験を踏まえて解決に向けた支援をしています。

 

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