見たいものを見たいようにみる
裕木奈江さんってご存知ですか?
特に、1990年代に活躍した女優…というか…私にとってはアイドル。
自分と年齢も近いので、少し年上のお姉さんとして応援していました。
でも、そのせいか…ドラマの中で、ラブシーンを演じたりすると…
(ポケベルが鳴らなくてとか)
もう…見てられないんです。
とても、複雑な気持ちで…
すぐにチャンネルを変えてました。(果たしてそれで応援と呼べるのか)
一方で、あの時代の女性には嫌われていた様で「ぶりっこ(死語?)」だとか「大嫌いだ」とか言われていて…
あげくの果てには、同級生の男友達まで「中野君、あんな奴が好きなん?あいつはぶりっ子でやらしい奴やで」って。
裕木奈江さんの何を知ってるつもりやねん!
って、言いたくなりましたが…
そんな私も、何も知らないわけで…
そうこうしているうちに…
いつの間にか、テレビで見かけないようになりました。
いま、どこで何をしてるのかなぁ…
なんて思って…何年か経つうちに…
テレビで、似たような顔が…
あっ!裕木奈江さんや!
そう思ったら…違ってました。
女優の夏帆さんでした。
すぐに好きになりました。
今度は、かなり年下の妹の感じ。
いつまでも清純な女性のイメージで見ていました。
それが…
「みんな!エスパーだよ!」というドラマを見て、衝撃を受けました。
えっ!あの夏帆ちゃんが…まさか…
とても、複雑な気持ちで…
いろんな役を演じるのが仕事だから当たり前なんですけどね。 笑
結局、本当の姿は見れていません。
勝手なイメージで、好きになったり複雑になったりしてるだけ。
で…
これって、芸能人に限ったことでもないんですよね。
友達でも知人でも家族でも親戚でもみんな本当の相手は見れていなくて、自分のイメージを通してみてるだけ。
初めて会った時の印象、若かった頃の印象、過去から積み重なった印象。
みんな、その印象を通して見てる。
「変わらないねぇ」「変わったね」「まるで別人だ」「昔からそうだね」
本当は、変らないものなんてなく、特に心なんて常に変わっているのに…コロコロ変わるから『心(こころ)』って言うくらいなのに…
前と同じ様に見ちゃうんですよね。
まぁ、そういうものなんですよね。
みんなそれぞれ、自分の見たい様に見ているものなんです。
だから、いろんな人から、いろんなことを言われたりする。
でも、いいんですよね。
見たい様に見てもらったら。
「そんな人やと思わんかったわ」
って言われてもいいんです。
「ずいぶん、変わっちゃったね」
って言われてもいいんです。
印象と現実は違うんですから。
また、現実だと思ったものも、幻想なのかもしれませんし。
(裕木奈江さんのドラマや、夏帆さんのドラマを見るように)
結局、何が真実かなんて分らない。
見る人にとって、真実が違う。
見る人に都合の良い様に解釈する。
そういうものです。
だから…
あなたも、あなたが見たい様に見てください。
そして、周りの人にも…その人が、見たいように見ることを許してあげてくださいね。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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