何で私が…
「久しぶりやね〜」
「大きくなったね〜」
「ご無沙汰してます」
「初めまして」
あちこちで、挨拶の声。
私にとっては知らない人ばかり。
「喪主の息子の剛士です。」
「あぁ、東京にお住まいの」
「えぇ、そうです。」
母親以外には、血縁者と呼べる人がいないお葬式。
どこにいても落ち着かない感じ。
義父の葬式ですから。
初めて会った、義父の息子さん達や娘さん達。
義父の息子さん達の結婚相手やお孫さん達。
義父の兄弟姉妹。
彼等にとっても、私は血の繋がりがない無関係の人。
「この人は誰だろう」
「何故来たんだろう」
そう思ってる人もいるはずです。
だって、母が再婚した相手だという関係性しかないんですから。
普通なら参加しないのかもです。
でも…こんなことを言えば失礼かもしれませんが…
最愛な人を失くした母のことが心配だったから来たんです。
「一緒に死んでしまいたいわ」
とか心配させる様なことを言うんですよね。母が。
だから来たんです。
何もしゃしゃり出るつもりではないんです。
でも…
いろんな仕事を振ってくるんですよね。母が。
「ようわからんから聞いといて」
「誰が来るか言うからメモして」
「何を何個注文するか考えて」
母を支えるために来たわけですから仕方ないと言えば仕方ないのですが…
最後には、
「喪主の挨拶をせなあかんねんけども…話す内容も書いてあるやけども…多分、無理やから…剛士が代わりに読んで。」
「えっ?それはあかんやろ。喪主が話さなあかんって。」
そう言い返しましたが
母「もう、司会の人に話してあるから決まったことやねん」
なんでやねん!!
昼過ぎから、滋賀に合流してきた娘が聞いてきたました。
「なんでお父ちゃんが話すの?」
いい質問です。
私には答えられません。
私も同じ疑問を持ってますから。
私は、納得できないことはやらないタイプなんです。
本来は。
でも、今回だけはおれました。
だから、やりましたよ。
喪主の挨拶の代理。
未だに納得してませんけどね。
あなたもありますか?
納得はできないけど、誰かのために仕方なくやること。
うつ病に伴う悩みや心配ごとなど、わたし自身のウツ病経験を踏まえて、様々な支援をしています。
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