怒りのスイッチ
「今頃そんなこと言われても困る」
一瞬、中野家が静かになりました。
そして、私は静かに怒ってました。
先日のブログに書きましたが、年末から年始にかけて車を借りて、家族で旅行に出ようという話になりました。
だから、レンタカーの予約をして、予約がとれたことも伝えていました。
「あとは何も決めなくていいや」
そう思っていたんです。
何も決めずに、車で行きたいところに行けばいい。
そう思っていたんです。
そしたら先日、妻が言うんです。
「どこか泊まるんでしょ?年末年始はすぐ埋まっちゃうから、早めに予約しないとダメじゃん!どうするの!」
え~えっっ!!
車でいろいろ回りたいと言い出したのは妻なんです。
私は、それを叶えるために車を予約しただけなんです。
それなのに…
宿泊したいと思うなら、なんで自分で動こうとしないんだろう。
仕事で忙しいのに、なんで私だけにやらせようとするんだろう。
少しイライラしましたけど、その場は流したんです。
そして、翌日、昼食を取りながら「おかしいと思いませんか?」と職場で話したんです。
そしたら、同じように所帯持ちの方が、ニヤリと笑いながら言いました。
「どこの旦那もかかる罠だね。」
ですって。
そんなものなんですか?
出かけたいという要望に同意したら最後、全て旦那が計画するという規則なんですか?
私は知りませんでした。
でも、それが規則なら仕方がない。
だから、計画をたてました。
そして、その計画に従って、宿泊の予約をしました。
とりあえず、大阪と広島だけ。
妻が行きたい場所は既に聞いていたので、その周辺の宿泊だけを予約し、あとはどうしたいのかを妻に任せようとしたんです。
だから、私が書いた計画表を渡して「あとは、どこに宿泊するか決めて」と伝えて、仕事に出たんです。
もう私がやることはないと思って…
そして、今日。
「合計で、結構なお金がかかるね」
と妻。
そりゃそうです。
車は安く借りられましたが、高速代やらガソリン代やら宿泊代やらを合計すると20万円くらいはかかります。
それでも、大人4人で6日間くらいを過ごすことを考えると、一人当たり8000円くらいの計算ですから妥当だと思っていたんです。
でも、金額の大きさに驚いた様で…
「できるだけ宿泊せずに行こうよ。宿泊のキャンセルって出来ないの?」
一気に、沸点が上がりました。
「今頃そんなこと言われても困る」
そう興奮気味に言った私の気持ちを分かって頂けるでしょうか?
そして、少し落ち着いてから…
先程の様に、一人当たりに換算すると妥当な金額だと伝えました。
そして、納得してくれた様です。
そして…
落ち着いて振り返ってみると、少し大人げなかったかななんて思ったり…
もっと落ち着いて話す余裕があっても良かったかなぁって。
何が私の怒りのスイッチとなったかを、もう少し落ち着いて振り返りたいと思います。
何を大切にしようとしたのかを。
ところで・・・
あなたはいかがですか?
怒りのスイッチはありませんか?
その時、何を大切にしてますか?